6位はずとまよ!
さらに洗練された強靭なビート
ずとまよといえば不思議な歌詞とメロディもそうですが、やはりアレンジが素晴らしい!
特にドラムとベースのリズム隊が全曲を通して暴れ回っている!
これは一作目からそうですがずとまよはファンクを意識した16ビートを基調として曲が作られており、今回はそのビートがさらに強化された印象があります。
ぶち上がれる「あいつら全員同窓会」、「チェーンソーマン」EDに起用された「残機」、名前通りキラーチェーンなアッパー曲「ミラーチューン」。
どれも思わず体を動かしてしまうような曲がズラッと並んでいます。
ですが、全体的に前作からはBPMが下がって、ゆっくりとしたテンポながらビートが特徴的ならんでいる印象。
より大人びた曲になっている感じがします。
特に「夏枯れ」はゆったりとした雰囲気ながら思わず体が動いてしまう不思議な魅力にあふれています。ちょっとレイドバックした80’sの雰囲気がありますね。
それはアルバムタイトルの「沈香学」というコンセプトに習ったのかもしれません。
Vtuberでラッパーの森カリオペをフィーチャリングに迎えた「綺羅キラー」
中でも異彩を放っているのがこの曲、「綺羅キラー」。
ずとまよ初のフューチャリング参加曲なのですが、これを担当しているのはVtuberでラッパーの森カリオペ。
彼女はホロライブENに所属している海外Vtuberなのですが、日本に住んでていて、日本語もペラペラなのです。
どうやらずとまよのボーカルACAねと会って親しくなったようで今回フューチャリングで参加することになりました。
このラップが凄まじく、ずとまよのビートを更に強靭なものにしています。
森カリオペはラップのスキルもすさまじく、すでにメジャーデビューしているほど。
ビート隊も負けじと渾身のリズムを叩き出しています。
この化学反応は衝撃!
ぜひとも聴いてほしいです!
ずとまよの新たな面、壮大なバラード「不法侵入」
このアルバムの中でも異彩を放っているのが「不法侵入」。
ずとまよには珍しいバラード曲になっており、物悲しい旋律とスローなビートに心を打たれます。
しかし、さすがずとまよ、このBPMでもベースはスラップを入れたり、ビートに工夫が見られます。
こんな曲も作れるんだ!とずとまよの新たな側面を見ました。
また、今回もMVにこだわっており、ストーリー調のアニメMVなのですが、その結末が謎めいています。
毎度のごとく考察班が様々な見解を述べています。
この光景も今では普通になりましたね。
ずとまよはMV展開でも毎回、話題をかっさらっていくので航海が毎度楽しみです。
今回は前作よりも進化しながらも新たな側面を見せたずとまよ。すでに次の作品が楽しみです!