お久しぶりです、tokihaです。
すいぶんと長く曲を投稿していないので僕がボカロPであることを忘れてしまっている人も多いとは思いますが、この一年半、ずっと一曲のために時間を費やしてきました。
この曲は、もはや楽曲ではなく、一つのプロジェクトです。
この曲には小説版があります。
こちらも僕が執筆しました。
さらにMVもすべて自分で手掛けました。
正直、作っている間はものすごくしんどかったです。
早く次の曲を作りたいし、ほかの人たちが次々に結果を残す中、おいていかれる恐怖。
それでも、僕はこの曲に賭けました。
僕の音楽人生9年。
たった9年ですが、そのすべてをこの曲に注ぎました。
楽曲は去年の4月から制作し、10月には完成していたのですが、自分の思い描いていた構想を実現するため、11月から小説執筆を開始。今年の4月に校了。
そこから地獄のMV制作作業に入ります。
今回のMVではキャラクター5人分の3Dモデルを制作し、そこから3Dイラストにしていく、という方法を取りました。
僕が絵が描けないからでもあるのですが、この3DモデルはClusterなどのメタバースで使用することができます。
このアバターも今後、販売していく予定です。
はっきり言って、誰かにイラストを頼んだほうが早かったし、楽でした。
ですが、ぼくがやりたかったのはこれなんです。
自分のアバター制作技術を使って、次世代のメタバースに挑戦する。
僕自身の体調もすぐれず、一週間の半分は寝たきりという状況だったのですが、その中で制作を一人孤独にやってきました。
本当に地獄でした。
ですが、そこまでの想いをきちんのこの作品に魂として焼き付けたかったのです。
僕の賭けが吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知ることです。
派手に失敗したら、もしかしたら僕はもう曲を作らなくなるかもしれません。
そういう覚悟で挑みました。
ぜひ、10月28日(金)19:00~、楽しみにしていてください。
小説版は本サイトで公開します。
詳しくは動画の投稿欄にURLを張っておくのでそこから読んでください。
原稿用紙100枚の大作ですので、空き時間にでも少しずつ読んでくださるとありがたいです。
最後に、ストーリーのあらすじを記しておきます。
あらすじ
近未来、AIが統治する世界初の国家アドミゼブルが誕生した。
しかし、そこは完全なるディストピアだった。
主人公レオはアドミゼブルでミュージシャンとして活動する青年。
アドミゼブルでは、文化を規制し、「人類史に残る音楽」以外の演奏を禁ずる。
毎度、同じ曲目に辟易していた彼は、祖父から受け継いだとあるレコードを手にする。
そこから、この国の音楽の無血革命が始まる…。
楽しみにしていてください!