今年もやります、年間アルバムトップ10!
去年はお休みしていたのですが、今年はブログを再開したこともあり、アルバムを通して一年を振り返っていこうと思います。
まず、ルールのおさらいです。
・2025年にリリースされたオリジナルアルバムに限る
・シングル、ミニアルバム、ベストアルバム、EP、カバーアルバム、トリビュート等は含まない
・邦楽、洋楽は問わない
・選定基準はあくまで独断と偏見によるもの
以上が選定基準です。
今年、話題になったミセスの「10」はベストアルバムになるので選定からは外れます。
あと、「邦楽、洋楽は問わない」とありますが、今年は洋楽からの選定はありませんでした。
テイラー・スイフトやエド・シーランなど注目のリリースが続きましたが、僕にはあまり刺さらなかったので、結果的に邦楽からのトップ10になります。
なお、このランキングはあくまで個人的な意見であり、独断と偏見によるものですので、「これが入っていない!」とか「このランキングはおかしい!」などのご意見はお控えください。
それでは、行ってみましょう!
10位はNumber_i!
新境地を見せつけた最先端のミクスチャーポップ
この曲を始めて聞いたのは、「カウントダウンTV ライブライブ」での宇宙初披露でした。
今までのNumber_i、ひいてはヒップホップ~ミクスチャーポップ界隈では低音の歪んだベースにハイハットがチキチキ鳴ってて、ラップが入っていて、キーはもちろんマイナー……、という展開が多かったと思うのですが、この「未確認領域」のすごいところは、そうしたヒップホップのマナー(トラップといいます)をおさえながらも、キーがメジャーなところです。
それまでのNumber_iのようにダブステップやフューチャーバースのような未来感のある音色に3人のギラッギラのラップが乗る。そこまでは同じなのですが、この曲はサビで一転して景色が変わって、明るい雰囲気になります。3人が「ライブライブ」のインタビューで、”この曲のイメージカラーはピンクだ”と言っていたのですが、ポップさや明るさを表現するイメージでピンクと言っていたのかなと思います。
しかし、テクニカルなリリックにNumber_i独特のフロー、そして、曲の盛り上げ方はさらに一段、次元上昇を起こしたかのようにハードなものとなっています。
まさに「未確認領域」、かっこいいけど、ポップで、誰にも聞いたことがない音楽を体現していると思います。
また、このアルバムには大ヒットした「GOD_i」も入っています。
この曲はメンバーの岸優太さんがプロデュースしました。
メンバーがしっかりと楽曲制作に参加しているのもNumber_iの強みですよね。
今や、アーティストもしっかりとセルフプロデュースできなければ世界で戦えなくなってきました。
K-POPのアーティストもダンスや歌の他にトラックやプロデュースワークを行うのは当然になってきていますよね。
そうです、Number_iが目指しているのは”世界基準のJ-POP”なのです。
おそらく、そのために3人はKing&Princeから離脱する道を選んだのでしょう。
昨年の4月、Number_iは、世界最大級のフェス、「コーチェラ」に出演し話題をかっさらいました。
世界的にJ-POPの注目度が上がってきているのをここ数年で感じています。
最近ではアメリカのビルボードチャートでもK-POPがチャートインするのは少なくなってきています。
おそらく、飽きが来てしまったのと、BTSを超えるグループが現れなかったのが原因だと思います。
そこで注目されてきているのがJ-POPです。
数年前では海外でJ-POPといえば、ほとんどイコールで”アニソン”だったし、J-POPを聞く層はいわゆるオタクが多かったと思います。
しかし、Number_iのように日本にも素晴らしいパフォーマンスをするグループが居るということが徐々に認知されてきている気がします。
日本から海外へ。その夢はもはや夢物語ではありません。
Number_iがグラミー賞でパフォーマンスすることも、もしかしたらありえるかもしれません。BTSがそうであったように。
僕はNumber_iの未来にJ-POPの新しい未来を夢見ています。
いつか日本語で歌われる曲がビルボードで1位を取れる日を夢見て。
