5位は緑黄色社会!
「これがわたしたちのポップスだ!」と叫ぶような緑黄色社会のポップネスが爆発したアルバムとなっています。
まず、注目したいのはやはり一曲目の「PLAYER 1」!
絶体絶命ってチャンスなんじゃないの?
そんなときにこそいくぜ
無敵だ zone
という癖になるフレーズが繰り返され、個人的には「Mela!」を超えた緑黄色社会の最高傑作だと思います。
まさに歌詞の通り”振り切れた”一作で、イントロのリフからリスナーの耳を掴んで話さないギミック満載の曲となっています。
今の時代は、いかにTikTokなどのショート動画で限られた時間の中で印象に残させるかがヒットの鍵となっているのですが、この曲はサビの「無敵だ zone」さえ聞けば絶対にリスナーの耳に残ってしまうでしょう。
令和の楽曲としてこれ以上ないほど完成されており、今年リリースされた曲の中でもこの曲のキャッチーさ、覚えやすさ、インパクトを超える楽曲は存在しないでしょう。それくらい、発明のような楽曲だと感じています。
しかし、このアルバムはそうしたヒットを狙った楽曲ばかりではなく、「僕らはいきものだから」のような壮大なバラードも収録されています。
僕らはいきものだから
降り注ぐ悲しみだってある
でもね それもいつか晴れ渡る
そう だって僕らは
僕らはいきものだから
変わってゆこう 心も身体も
さよならだって繰り返す
変わりゆく僕らが美しいのです
息をする僕らが美しいのです
人生すべての悲しみを受け入れて、それでも前へ進もうとする僕らを肯定する最高の人生讃歌だと感じます。
「恥ずかしいか青春は」も素晴らしいです。
恥ずかしいか青春は
馬鹿らしいか真剣は
僕ら全力でやってんだ
振りかざせ存在を かき乱せ心臓を
まず、「恥ずかしいか青春は」というワード自体が革命的だと思います。
青春をテーマにしたときに、”恥ずかしいか”という問い掛けを前にもってくる勇気。
これが素晴らしい。
安易に青春を称えるものでもなく、「全力でやっている君はときにバカにされるかもしれない、それでも前に進め」と背中を押しているのです。
これまでになかった青春ソングの切り口です。
これは多くの学生達の心を掴んだことでしょう。
そして、何と言ってもこのアルバムの白眉は「花になって」でしょう。
「薬屋のひとりごと」一期OPであり、これがきっかけで緑黄色社会は海外にも認知され、2025年秋からアジアツアーを開催するまでになりました。
花になって ほらニヒルに笑って
その顔にぞくぞくして目が離せない
味見して 君の毒は私の薬って
包んであげるから 笑って
薬屋のひとりごとの猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)の関係性をたったこの4行で説明しています。
薬屋のひとりごとは2クール2期やったので主題歌も多いのですが、正直、これ以上の主題歌は存在しないと思います。
猫猫に対して「花になって」と歌うのも素晴らしいですね。
猫猫は作中では身分で言うとだいぶ下の方にいるのですが、猫猫は壬氏にとって花であり、大いに咲き誇ってほしいと背中を押すような歌詞が刺さります。
緑黄色社会の素晴らしいところは、メンバー4人全員が作詞作曲できるところにあります。
「PLAYER 1」は作詞がギター・ボーカル長屋晴子、ギター小林壱誓、作曲がキーボードpeppe、ベース穴見真吾となっています。
いわばこの楽曲はバンドにとっての総力戦だったわけですね。
一般的にバンドにおいて作詞作曲はフロントマンかギタリストの仕事とわける場合が多い中、全員が作詞作曲を担えるからこそ、これだけ個性的でバラエティ豊かな楽曲を生み出すことができるのだと感じます。
まさに現代のビートルズ!
緑黄色社会にとって最高傑作となる「Chnannel U」。ぜひ、多くの人に体感してほしいです!
そして、これからの活躍も楽しみにしています!

