さて、今年もこの季節がやってまいりました!
当ブログで毎年恒例の私的アルバムトップ10です!
これは今年リリースされたオリジナルアルバムから10枚厳選して、勝手に順位をつけてご紹介するという企画です。
今年はヒット作が少なく、アルバムのリリースも少なかったため、選考は多少苦戦しましたが、時代の変化を感じるトップ10になっていると思います!
それでは行ってみましょう、10位、カルヴィン・ハリス!
2017年に出されたファンクアルバムの続編
カルヴィン・ハリスといえば、「Summer」が非常に有名です。
彼はEDM界随一のトラックメイカーでして、DJランキングでもかなり上位に食い込みます。
そんな彼が業界を騒然とさせたのが前作、「Funk Wav Bounces Vol.1」です。
完全な白人音楽であるEDMから一気にブラックミュージックへ。
しかも、過去のファンクに対してきちんとしたリスペクトを置きながら、現代へとアップデートさせるその手腕。ここでも彼のトラックメイクの妙技が見られます。
また、前作ではファレル・ウィリアムなど黒人アーティストのフューチャリングもあり、白人と黒人が一緒に肩を組んでダンスミュージックを作り上げるという、なんともハッピーなダンスナンバーになりました。
そして、その魅力は今作、Vol.2にも健在です!
さらに進化したグルーヴ、ゆったりとしたBPMながら確実に人を踊らせるリズム、そして、今回も豪華な客演。
今作では、前作に続き、ファレル・ウィリアム、デュア・リパ、21サヴェージ、ヤング・サグ、ジャスティン・ティンバーレイク、Lil Durk、スヌープ・ドッグらがフューチャリングボーカルとして入っています。
今作は魅力的なファンクアルバムであると同時に、R&Bの要素も感じられます。
2017年から時が経ち、現在、80年代リバイバルブームの真っただ中。そのため、前作では控えめだったビンテージシンセの音も目立ちます。
また、近年流行しているLo-fi HipHopの要素も併せ持っているように思います。このゆったりとしたビートに身を任せれば勉強や仕事もはかどることでしょう。
このように、70年代に一度は終わりを告げたファンクを、一つのダンスミュージックとして再起させたのがこのアルバムです。