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バッド・バニー、ハーフタイムショーで見せた移民としての誇りと矜持

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なんと!このブログでも紹介していたバッド・バニーが第68回グラミー賞において最優秀グラミー賞を受賞しました!

全編スペイン語楽曲での受賞は世界初となります!

今回の記事では、グラミー賞での受賞スピーチとその数日後に行われたバッド・バニーによるハーフタイムショーの模様を解説していきます!

本ページはプロモーションが含まれています

グラミー賞で叫ばれた「ICE OUT」の叫び

バッド・バニーは受賞時のスピーチの冒頭で「神に感謝する前に言いたい。ICE OUT」と切り出し、会場の喝采を浴びました。

ICEとは移民税関執行局のことで、第2次トランプ政権発足以降、アメリカでは移民に対する規制が強まり、強制送還や拘束・国外追放などおよそ人権を無視した取り締まりに抗議の声が上がっています。

今年に入って、ICEが市民を射殺し、その抗議デモは全米にまで広がっています。

そもそもアメリカという国は、ルーツを辿ればほとんどがヨーロッパからの移民で、人種のるつぼと称されるように移民でできた国です。

その国がなぜ、自分たちのルーツさえも忘れ、そのような白人至上主義の国策を行うことができるのでしょう?

バッド・バニーの受賞時のスピーチを引用します。

「俺たちは野蛮人じゃない。動物でも、エイリアンでもない。俺たちは人間だ。アメリカ人なんだ。今の時代、憎まずにいるのは本当に難しい。時々、俺たちはその空気に汚染されてしまう。憎しみは、さらに憎しみを重ねることで、どんどん力を持ってしまう。
でも、憎しみより強いものがひとつだけある。それが愛だ。俺たちは彼らとは違うやり方で戦わなきゃいけない。愛と共に。彼らを憎むんじゃなく、仲間を、家族を愛する。そういうやり方で。
それを忘れないでほしい」

https://rockinon.com/blog/nakamura/214367より引用

差別に苦しみながらも、憎しみを憎しみで返すのではなく、愛で戦うべきだ。

実にバッド・バニーらしい言葉です。

そして、自分は立派なアメリカ人であると高らかに宣言しました。

バッド・バニー自身もプエルトリコ出身でラテンアメリカンですが、自分もアメリカ国民である、と。

自分たちが差別される社会はおかしい。そういう意味が込められていると思います。

バッド・バニーは去年の秋にアメリカツアーを行う予定でしたが、ICEによる移民政策により、逮捕される可能性があるとしてツアーをキャンセルしました。

本当は自身もアメリカツアーを断行したかったはず。

このような決断をくださなければいけないことは本当に残念でなりませんし、ファンも悲しい思いをしていると思います。

グラミー賞ではビリー・アイリッシュやオリヴィア・ディーンなどが移民政策に異議を唱え、会場の喝采を浴びていました。

自身のルーツを映し出したハーフタイムショーでのパフォーマンス

そんな中、開催されたのがアメリカの名物、ハーフタイムショーです。

今年は、なんと!グラミー賞を受賞したばかりのバッド・バニーが選ばれました!

これはラテン系アーティストでは初です!

それに対し、トランプ大統領は「最悪の選択だ」と批判していましたが、それに反して会場は大盛りあがりでした。

YouTubeに全編映像が載っているので掲載しておきますね!ぜひ、ご覧になってください!

「YouTubeで見る」をクリックするとリンクにとんで全編無料で見れます

まず、スタジアムのステージには鬱蒼としたサトウキビ畑。

日本では沖縄を思い起こさせますね。

プエルトリコも中南米ですから、サトウキビが多く栽培されているのだとか。

そこからバッド・バニーが登場!

スペイン語ラップとパフォーマンスで会場をわかせます!

僕が感動したのは、ほとんどのキャストがラテンアメリカンで占められていたこと。

自身のルーツを表しながら、現在の移民政策に対するある種の皮肉が感じられます。

個人的にこれはどうなのかな?と首を傾げたのがレディー・ガガの登場。

この曲は本来はカーディ・Bが歌うはずなのですが、ここに露骨に白人を持ってくるのはどうなんだろう?と思ってしまいました。

それでも会場はガガ様の登場に大熱狂。

この辺でバランスを取りたかったんですかね?

象徴的だったのが子供にグラミーのトロフィーを渡すシーン。

これからの世代に美しい未来を残す、そういう決意を感じられるシーンでした。

僕は詳しくなくてよくわからなかったのですが、バッド・バニーが電柱に登り、パフォーマンスするシーン。

曲中に電線がスパークし、停電が起こるのですが、プエルトリコでは電力インフラの不足のため、頻繁に停電が起きており、それを比喩として用いたようです。

植民地主義的な政策の中で見過ごされてきた人々の現実を描いているようです。

最後にはバッド・バニーがプエルトリコの国旗を掲げ、会場をパレードのように練り歩きます。

ダンサーも各々の出身国の国旗を掲げ、移民としての誇りを感じさせる素晴らしいショーでした。

スタジアムの掲示板には「憎しみより強力なものは愛だけ」と英語で表示されています。

ここでも「愛」というキーワードが出てきました。

バッド・バニーの中では愛というものが何よりも大切なのでしょう。

わたしたちは報復ではなく、愛を持ってあなた達の政策に反論する。

そういう強い決意を感じさせます。

これほどまでにパワーのあるパフォーマンスは初めて見ました。

自身の移民としての誇りや矜持を感じさせる素晴らしいパフォーマンスでした。

現在、トランプ大統領の支持率はどうやら低迷しているようです。

今年は中間選挙があります。

そこで国民が正しい結論を出し、悪夢のようなトランプ政権に終止符を打ってくれることを期待します。

バッド・バニー初来日情報!

ここで朗報!

なんと!あのバッド・バニーの日本公演が決定しています!

3月7日にSpotifyが主催する「Bllions Club Live」というライブに出演します!

バッド・バニーが来日するのはこれが初めて。

どうやら完全招待制のようでSpotifyでバッド・バニーを聴き込んでいる人に優先してチケットを配布しているようです。

かなりプレミアムなライブとなりそうですが、おそらく後日、YouTubeなどで動画が上がると思いますので、それを待ちましょう!

Spotfifyユーザーはメールをチェックするといいかも?

アメリカではバッド・バニーのようなスペイン語楽曲、日本のJ-POP、K-POP、最近では中国のC-POPなども注目されるようになってきています。

より多国籍化していくアメリカのヒットチャートに要注目!

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