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私的2021年アルバムトップ10 3位 millennium parade 「THE MILLENNIUM PARADE」

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ついにトップ3の発表です!

第3位はKing Gnu、常田大希が率いるアーティスト集団、millennium paradeです!

このアルバムはサウンドがあまりにも革新的すぎて、度肝を抜かれました!

ミクスチャーロックというのはDragon Ashが世に広め、King Gnuもそれに追従する形でシーンに現れたと思うのですが、millennium paradeはロックという概念にとらわれず、ミクスチャーというカルチャーそのものを拡張させるものだと感じます。

このアルバムには実に様々なジャンルの音楽が、ある種、雑多に放り込まれています。

2992のような本格的なオーケストラを用いたものもあれば、Fly with meのようなフォーンアレンジが前面に出たファンク、Trepanationのようなテクノ、FAMILIAのような歌ものとして素晴らしいメロディを持つ曲、などなど。

常田大希の頭の中はこんなことになっているのか、と。

天才の頭の中はこんなに雑多で、不可解で、心惹かれるものであるのか、と。

常田大希は間違いなく天才です。

このような音楽家は少なくとも日本では聞いたことがないです。

ロックを自身のルーツとしながらも、あらゆるジャンルの音楽を飲み込み、それを体現する力がある。

彼がJ-POP、J-ROCKを新たな地平へと導いたことは間違いないです。

しかし、そこで彼は止まらなかった。

彼はmillennium paradeでアートとしての音楽を追求しました。

すべてのジャンルの音楽が違和感なく、境界線なく交わることのできる、人種と国境を越えた音楽。

このアルバムは間違いなく海外でも通用しますし、むしろ、日本よりも海外ウケのほうがいいでしょう。

もちろん、その計画はmilleminnum parade内ですでに計画されていると思います。

King Gnuとmillennuim paradeが標榜しているのは「トーキョーミクスチャーカルチャー」です。

クールな都市、トーキョーから世界へ向けて発信しようとしているのです。

しかし、みなさん、ご存じの通り、日本から海外へ出ていくのは簡単なことではありません。

まず、海外公演を成功させなければいけない。

そうやって地道に知名度を稼ぐ方法しかないのです。

しかし、それはコロナによってお釈迦になった、というのが現実でしょう。

ですが、ホテル隔離は原則として存在しますが、海外での仕事を入れる人も増えてきました。

今後、2022年にmillennium parade、そして、King Gnuは海外へ打って出るでしょう。

もう、国内は勝ち切りましたから。

そして、それこそが、彼らの本懐、日本の音楽を海外で評価される水準までもっていく、というのが目的なんだと思います。

もう、その実力はいかんなく発揮されています。

常田大希という才能がどこまで世界に認められるのか、僕はいまからワクワクしています。

彼の実力はこんなものではありません。

文字通り、世界を変える力が彼にはあります。