ついにトップ3の発表です!
第3位はKing Gnu、常田大希が率いるアーティスト集団、millennium paradeです!
このアルバムはサウンドがあまりにも革新的すぎて、度肝を抜かれました!
ミクスチャーロックというのはDragon Ashが世に広め、King Gnuもそれに追従する形でシーンに現れたと思うのですが、millennium paradeはロックという概念にとらわれず、ミクスチャーというカルチャーそのものを拡張させるものだと感じます。
このアルバムには実に様々なジャンルの音楽が、ある種、雑多に放り込まれています。
2992のような本格的なオーケストラを用いたものもあれば、Fly with meのようなフォーンアレンジが前面に出たファンク、Trepanationのようなテクノ、FAMILIAのような歌ものとして素晴らしいメロディを持つ曲、などなど。
常田大希の頭の中はこんなことになっているのか、と。
天才の頭の中はこんなに雑多で、不可解で、心惹かれるものであるのか、と。
常田大希は間違いなく天才です。
このような音楽家は少なくとも日本では聞いたことがないです。
ロックを自身のルーツとしながらも、あらゆるジャンルの音楽を飲み込み、それを体現する力がある。
彼がJ-POP、J-ROCKを新たな地平へと導いたことは間違いないです。
しかし、そこで彼は止まらなかった。
彼はmillennium paradeでアートとしての音楽を追求しました。
すべてのジャンルの音楽が違和感なく、境界線なく交わることのできる、人種と国境を越えた音楽。
このアルバムは間違いなく海外でも通用しますし、むしろ、日本よりも海外ウケのほうがいいでしょう。
もちろん、その計画はmilleminnum parade内ですでに計画されていると思います。
King Gnuとmillennuim paradeが標榜しているのは「トーキョーミクスチャーカルチャー」です。
クールな都市、トーキョーから世界へ向けて発信しようとしているのです。
しかし、みなさん、ご存じの通り、日本から海外へ出ていくのは簡単なことではありません。
まず、海外公演を成功させなければいけない。
そうやって地道に知名度を稼ぐ方法しかないのです。
しかし、それはコロナによってお釈迦になった、というのが現実でしょう。
ですが、ホテル隔離は原則として存在しますが、海外での仕事を入れる人も増えてきました。
今後、2022年にmillennium parade、そして、King Gnuは海外へ打って出るでしょう。
もう、国内は勝ち切りましたから。
そして、それこそが、彼らの本懐、日本の音楽を海外で評価される水準までもっていく、というのが目的なんだと思います。
もう、その実力はいかんなく発揮されています。
常田大希という才能がどこまで世界に認められるのか、僕はいまからワクワクしています。
彼の実力はこんなものではありません。
文字通り、世界を変える力が彼にはあります。