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ずっと真夜中でいいのに。「ぐされ」 これはネットミュージックの反逆の狼煙だ!

ずとまよの新譜がついに2月10日にリリースされました。フルアルバムは約2年ぶりです。

今までのパワーチューン+アルバム曲で、アルバム曲がいい!

アルバム曲がいいバンドは好かれるし、CDが売れます。アルバムとしての完成度が高くなるからね。

それでは詳しく分析してみましょう!

ファンク+J-POP=最強

「MILABO」はタイトル通り、ミラーボールが似合うディスコチューン。

ずとまよはデビューから一貫してファンク・ディスコサウンドで勝負しています。

なぜって?

トレンドだからです!

今のダンスミュージックはEDMから完全にブラックミュージックになりました。

去年の私的ベスト10にも入ったDua Lipaも、ディスコ・ファンクチューンでした。

ちなみにこの流れはどこからきているかというと、EDMの大御所カルヴィン・ハリス(テイラー・スイフトとお付き合いしてた。たぶんもう破局してる)が2016年に出したアルバム「Funk wav bounces vol.1」でファンクをやり始めたから。

この人はEDMが出てくる前からハウスをやっていたのですが、急にファンクになったので驚かれました。そこからダンスチューンはどんどんブラックミュージックへ。これはブラックライブズマターの影響もありますね。

だから、ずとまよは日本に最初にファンクを持ってきた第一人者だと思ってます。80年代ネオソウルとかはまだファンクじゃない。

ずとまよの弾いてみた動画は鬼門です。くっそムズイから。特にベース。親指がもげるって言ってました。スラップって言って、親指を使った特殊な奏法を使うんです。ベンベンって音。

そして、ベースがファンクなのに、メロディがめちゃくちゃ聞きやすくて、J-POP的。ちょっと歌謡曲のにおいもしつつ、目まぐるしく変わるフレーズが焦燥感を掻き立てます!

特にJ-POPだなと思うのは「暗く黒く」「過眠」などのバラードナンバー。メロディが切なくて、エモい!

このトレンドとJ-POPの融合という面でずとまよは最先端を走っていて、これからも先頭に立ち続けるだろうと思います。自由の女神です。旗振り役。

  • ずとまよは一貫してトレンドのファンクをベースにしている
  • トレンドとJ-POPを混ぜ合わせて、聞きやすく、斬新なサウンドになっている

MVのストーリー性 一話で終わるのが惜しい!テレビアニメ化してくれ!

まず、騙されたと思ってこのMV見てください。きっとずとまよが好きになります。

この衝撃の展開と泣かせるラスト…。ガチ泣きしました…。

これだけ濃密なストーリーがあるのに実はずとまよのMVは毎回、主人公も世界観も違います。

これは、おそらくどのMVからずとまよに入ってもいいように、という配慮だと思います。

それか、ACAねさんが指示してるか。どっちか。

なんにしろ、これだけで終わらせるのはもったいないですよね!

レーベルはSONYなので今のうちに言っておけば実現するかもしれません!

テレビアニメ化してくれ!劇場アニメでもOVAでもいいぞ!

ところで、ずとまよはデビューからずっと一貫してアニメMVにこだわっています。

エンドロールを見ると相当なスタッフ。

かなりお金をかけてます。

でも、今はそれが普通なんです。

いま、新しい音楽を触れるとしたらYouTubeですよね?

MV見て、良かったなって思う曲を聞きますね?

つまり、MVが立派なプロモーションになっているんです。

だからそんなにテレビに出なくても売れる。

というか、もうテレビ自体レガシーメディアだと思ってるので、たいして気にしません。

それから、ずとまよには強靭な考察班という名のファンがいます。

あとイラストを描く人も多いですね。

で、これを見越してMVをつくってるってことです。

考察や二次創作を前提としたMVづくり。

これがとても戦略的。今までになかった。

映像は音楽と合わさると強いですからね。

  • MVにお金をかけることは普通で、いかにYouTubeで集客できるか
  • それぞれストーリーが違うことで間口を広くしている
  • 考察班や二次創作を前提としたファンづくり

まとめ

このアルバムが売れないわけないです!たぶんCDも売れます。初回特典版にはフィギュアがついてたり(めっちゃかわいい!)、ライブDVD(去年8月無観客のもの)が入ってるので、保存版で買う人がいっぱいいるでしょうね。

そうすると、メディアが取り上げないわけはない、というかもう、普通にお茶の間に流れてるのが実情。

このアルバムにより、お茶の間の認識はさらに広がって、MVを見て、どんどんファンになっていってくれる。その仕組みが出来上がってるのがすごい。

戦略的なんです。かつてここまで戦略的だったのはYMOと小室哲哉、中田ヤスタカぐらいでしょうね。

そのぐらいの規模感でずとまよは売れ続けます。

個人的にはファンクブームが収束したとき、ずとまよがどう舵を切るか。

テクノとか8bitで作りそう!おもしろいな!

ずとまよをはじめとしたEve、Adoなどのネットミュージシャンはこれからどんどんお茶の間に浸透していきます。YOASOBIのように。

そして、いつか、「ネットミュージック」や「ネットシーン」というくくりが消え、ネットミュージックこそが王道になります。

その布石をちゃんと打ってある。

だから、乗り遅れないように!必聴!

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