2026年5月

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[連載小説]夜伽の夢 第六章平穏⑤

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前の話↓  理音の病室に行くとベッドは空で、近くの看護師に聞くと今はリハビリテーション室にいるとのことだった。もうリハビリまで来ているのか。これならもう少しで退院かもな。リハビリテーション室に行くと、理音は両手で左右の棒を掴みながら歩行練習をしていた。まだ右足はびっこをひいているが、こちらから見る限 […]

[連載小説]夜伽の夢 第六章 平穏④

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前の話↓  姉さん渾身の夕飯はロールキャベツにハンバーグ、野菜たっぷりのスープというやや気合の入りすぎたメニューだった。少し豪華すぎる献立に食の細い夢は食べ切れるだろうか?と一瞬不安になったが、夢はそれを見て目を輝かせていた。そうか、夢ってずっと入院していたから病院食しか経験してないんだった。それに […]

[連載小説]夜伽の夢 第六章 平穏③

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前の話↓  朝、病院の方から連絡が来て、夢の退院はお昼すぎになると連絡があった。ついては午後二時ころに迎えに来てほしい、と。そうとなれば準備を急がなければならない。夢の個室は昨日準備したからいいとして、まずは家の掃除だ。人を迎え入れるのだからできる限り細かいところまでやっておきたい。それから夕食の用 […]

[連載小説]夜伽の夢 第六章 平穏②

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前の話↓  自分のベッドに入ると、疲れているせいか、すぐに眠気がやってきた。僕はまたあの夢の中へと落ちていく。 「ユキさん! 今日、先生に相談したらね、明日にでも退院していいって!」 夢は嬉しそうにコーヒーを沸かしながら話しかけてきた。いかにも上機嫌で小さく鼻歌が聞こえてくる。「退院って、そんなにす […]

[連載小説]夜伽の夢 第六章 平穏①

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前の話↓  目が覚める。複雑な気持ちだった。夢の小さな恋心を僕は踏みにじってしまった。いっそ、言わなければよかったのかもしれない。それでも、僕たちは受け入れて前に進むことを選んだ。だから、後悔だけはしてはいけない。これからは一人の女の子としてではなく、義理の妹として、夢を守っていかなければならないの […]