音楽

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ディスクレビュー-女王蜂「BL」

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女王蜂の快進撃が止まらない。アニメ「どろろ」の主題歌になった「火炎」は本当に素晴らしい曲だった。最初は打ち込みから始まり、Bメロでゴスペルになり、サビで強烈なギターソロが盛大に煽る。今までサブカル色の強かった音楽性から抜け出し、真にポップなもの、それでいてロックなもの、そして洋楽としても通用するサウ […]

ディスクレビュー-ジャスティン・ビーバー「Changes」

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ジャスティン・ビーバーの新作が素晴らしい。素晴らしいとは言っても、これは音楽的に素晴らしいのではなくて、むしろこのアルバムの作り方が斬新だ、という意味になる。 まず、驚かされるのが極端に音数が少ないこと。これは近年のポップスによく見られる傾向だが、ジャスティンの場合は意図的によりシンプルに、よりソリ […]

AI作曲家は人間を超えられるか?

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2020年4月28日にベートーヴェン生誕250周年記念の一環として「交響曲第10番」が演奏されることになっている。ここでおや?と思うかもしれないが、そう、ベートーヴェンは第九を完成させてなくなっている。第10番は断片やスケッチのみで完成には至らなかった。では、それをなぜ演奏できるのか。実はこの交響曲 […]

ディスクレビュー-Eve「smile」

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間違いなくEveの最高傑作である。そして、今年の躍進がもう約束されたような非常に完成度の高い、密度の高いアルバムである。 Eveはもともと歌い手でニコ動出身のアーティストだが、次第に自ら作詞作曲するようになり、歌い手からアーティストへと変貌を遂げていった。「ナンセンス文学」「ドラマツルギー」「お気に […]

ディスクレビュー-Nakamura Emi「NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2」

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このアルバムはタイトルからしてすべてを物語っている。女性シンガーソングライターであるNakamura Emiが自分の女としての誇り、日本に生きることの誇りを歌った曲がそろっている。 Nakamura Emiはとても独特の声質を持っている。とてもハスキーでそれでいて太くはなく、時に鋭く感情を揺さぶる。 […]

ディスクレビュー-tricot「真っ黒」

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tricotはUSインディー直系のサウンドを鳴らす、オルタナロックバンドである。そのtricotがメジャーデューすると聞いた時は驚いた。しかも自主レーベルではあるものの、所属はあのavexだ。なぜ、あの天下のavexがtricotをメジャーデューさせようと思ったのだろう? 長らくインディーのならず者 […]

ディスクレビュー-雨のパレード「BORDERLESS」

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雨のパレード渾身のアルバムが素晴らしい。前作、「Reason Black of Color」では幾分、前衛音楽的な、実験性に富んだ作品だった。バンド自身もその実験を楽しんでいるようだったので、このバンドはもうこういう方向性で行くのだろうと思っていたが、この新作「BORDERLESS」のなんとポップな […]

ディスクレビュー-Base Ball Bear「C3」

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長らくBass Ball Bearを聴いていなかった。僕が初めてライブハウスでライブを見たのは秋田LIVE SWINDLEで行われたチャットモンチーとベボベの対バンだった。今思うと超貴重なライブだったように思う。 ベボベが新人バンドとして売れ始めたのは「17才」や「Changes」のあたりだったよう […]

ディスクレビュー-ホールジー「Manic」

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実はホールジーというアーティストをこのアルバムで知ったのだが、後で調べてみるとThe Chainsmokersの「Closer」のボーカルだった。彼女はアメリカ出身のシンセポップアーティストであり、本作が三名目のアルバムとなる。   まず、僕が驚いたのは彼女のサウンドのシンプルさ。とても整理されてい […]

ディスクレビュー-Reol「金字塔」

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Reol、majiko、まふまふ、そらる、天月、Eve、Sou、夏代孝明。彼らに共通するのは全員、ニコ動出身の元歌い手ということだ。しかし、彼らをもう歌い手と呼ぶ人はいないだろう。いまはほとんどが作曲まで行うアーティストになってしまった。しかももはやニコ動出身と言われることも少なくなったくらい、一般 […]