はじめに言っておきたいが、実はあまりヒップホップには詳しくない。しかし、どうしても黒人の音楽について書くに寄せて、ヒップホップは外せなかった。 ヒップホップの歴史は90年代からはじまり、当時はギャングスタ・ラップと呼ばれ、不良の音楽として親しまれた。一番有名なのはドクター・ドレーで現在はAppleと […]
黒人は音楽で世界を変える-ジャズ編
ジャズは魂の音楽だと言われる。これはあながち誇張ではない。 終戦後の40年代、ビバップと呼ばれるジャズが生み出される。生み出したのは伝説のサックス奏者チャーリー・パーカーとトランペット奏者ディジー・ガレスビー。彼らの音楽の特徴はとにかくテンポが速いこと。そして超高速で織りなされるソロの熱演だ。戦前に […]
黒人は音楽で世界を変える-ブルース編
20世紀最大の音楽の発見はブルースであったと言われる。今まで300年間にわたって培われてきた西洋音楽理論を否定する形でブルースは現れ、結果的に西洋と黒人の混血としてのロックミュージック、ポップミュージックが生まれた。基本的に現代の音楽は西洋音楽理論をもとにしているが、ビートはブルースを原点としている […]
ディスクレビュー-小袋成彬「Piercing」
宇多田ヒカルに「不世出の天才」と言わしめ、宇多田ヒカル全面プロデュースのもとデビューした小袋成彬。デビュー作「分離派の夏」はジャケットもかっこいいし、最初のトラックがボイスメモの語りで始まるところもおもしろくて、サウンドも革新的、なにより小袋のファルセットボイスが空間を豊かに彩り、ソリッドなサウンド […]
資本主義である限り地球温暖化はとまらない-楽曲解説「Servant of the Earth」
[初音ミク]Servant of the Earth[オリジナル] これは23日に投稿した曲なのだが、このブログで取り上げるべきかどうか悩んで、少しためらってしまった。あまりに炎上しそうだからだ。しかし、僕はそういう躊躇をしないことにした。このブログでは好きなことを好きなように書く。そう決めた。 < […]
秋田にイオンは必要か?
今現在、秋田市ではイオンが外旭川に大型ショッピングモールの建設案を進めている。秋田市にはイオンが御所野と楢山と土崎にあり、特に御所野のイオンは県内最大規模のイオンモールである。このイオンのせいで秋田駅周辺のいわゆる中央市街地は死に絶えた。 先日、衝撃のニュースが入ってきた。秋田駅のすぐ近くにあるショ […]
私的2019年アルバムトップ10-総評
さて、私的2019年アルバムトップ10の発表が終わった。 ここで一つまとめて、一年の音楽を総括をしてみようと思う。 1位ヨルシカ「だから僕は音楽をやめた」「エルマ」 2位サカナクション「834.194」 3位BUMP OF CHICKEN「aurora arc」 4位King Gnu「Sympa」 […]
私的2019年アルバムトップ10-[1位]ヨルシカ-「だから僕は音楽をやめた」「エルマ」
さて、栄光の第一位だ。 このアルバムはザ・ビートルズの「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」やザ・フーのロックオペラ「トミー」からはじまるすべてのコンセプトアルバムの頂点に君臨する作品だ。これを超えるコンセプトアルバムはもう出てこない。もし作れるとしたら世界でもそれはヨルシカのみだ。 こ […]
私的2019年アルバムトップ10-[2位]サカナクション-834.194
サカナクションのアルバムを聴くとき、あとちょっとなんだけどな、という思いがぬぐえなかった。シングル曲はもちろんいい。だがアルバム曲が微妙だったり、全体で聴いたときにまとまりに欠ける、ということが多かった。 しかし、今回のアルバム、「834.194」でその認識を覆された。 このアルバムは2ディスクによ […]
私的2019年アルバムトップ10-[3位]BUMP OF CHICKEN-aurora arc
ここで王者の登場である。来年でデビュー20周年を迎えるBUMP OF CHICKENだ。 昨日の最後に上位三位はアルバムの意義を問いただす作品だと書いた。このアルバムは今までのアルバムの在り方を根本から覆す破壊力を持っている。 まず、ほとんどの曲が既発曲であること。実は新録曲はM5:ジャングルジムの […]