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[小説]Black Lives Matter-第一章

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 E・A・D・G・B・E…。 アコースティックギターの弦を一音一音、丁寧に鳴らしながら、ヘッドにつけたクリップチューナーで微妙にずれた2弦の音をペグで合わせる。 次の曲のキーはD。ヘッドにつけておいたカポを2フレットにつけて、もう一度だけチューニングを確認する。…よし、大丈夫。ステージ上手側、キーボ […]

小説投稿サイト「カクヨム」にて小説を掲載しました

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雪の曲―人類最後の交響曲は、雪の降る街で生まれた 作:tokiha 小説投稿サイト「カクヨム」にて未発表の小説「雪の曲」を掲載しました。 未発表原稿はまだあるので、どんどん投稿していきます。 また、カクヨム内で連載小説も企画中ですので、お楽しみに。

オリジナル小説-「その傷の重さは⑤最終話」

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 この手記はここで終わっている。だが、しかし、語り残したことがまだまだ、たくさんあるだろう。彼女の代わりに、わたしがそれを代筆しようと思う。  それは雪がとけて、風が春の便りを知らせてきた朝のことだった。わたしたちはとうとう討伐隊に見つかってしまった。数はあのときよりも多い。でも、勝たなければならな […]

オリジナル小説-「その傷の重さは④」

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 しかし、それも長くは続きませんでした。かまいたちがこの近くに潜んでいるらしい、という噂がにわかに広まったのです。わたしはその噂を彼の口から聞いた時、絶望で目の前が真っ暗になりました。罪というものはどうやったって消えはしないのです。それはいつだって自分につきまとうのです。そして、過去の行いは今の幸せ […]

オリジナル小説-「その傷の重さは③」

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 わたしはその村を離れ、山にこもって生活するようになりました。森の中で見つけた洞窟がわたしの家。木の実を集めたり、野ウサギを狩ったりして暮らしました。時には崖から落ちそうになったり、熊に襲われそうになったり、危険な目には何度も遭遇しましたが、それでも伊達に何年も盗賊はやっていませんでした。持ち前の根 […]

オリジナル小説-「その傷の重さは②」

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そんな生活を続けて数年が経ちました。背も伸びましたし、自分で言うのはなんですが、そこそこの美人な少女に成長したような気がします。内面はともかく。  ある日、わたしの前にいかにも得のたかそうなお坊さんが現れました。侍たちでは無力だとわかったのでしょう。でも、それも無意味。わたしは当然のように力を使いま […]

オリジナル小説-「その傷の重さは①」

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当ブログの在り方について悩んでいます。当初、このブログは自分のうちに抱えている想いを吐き出すための装置として使っていました。しかし、そのうちにアクセス数を気にするようになって、このネタはやめたほうがいいなとか、本当に自分の書きたいことが書けていないのではないかと思うことが増えました。 先日、このブロ […]